人を疑う前に自分を疑え

1泊旅行中、気が付けば、夜中にエアコンがついておらず、暑くて、暑くて。


われら2人は、壁のコントロールパネルを何度もさわるのですが、電源がつかない。
「エアコン、壊れたんじゃ?」
「経費節約で、元で消しているのでは? ひどいねー」
と、ホテル側に責任があるように疑っていました。


朝になって、フロントに問い合わせたところ、枕元にエアコンの元電源があり、何かの拍子にそれを消してしまったのでは?と問われました。
確かに、寝るときに、我ら60代2人は老眼鏡を付けず(見えないにもかかわらず)、部屋の電気を消すために、闇雲に枕元のスイッチをさわったのでした。


最近、何かトラブルがおきたとき、実は自分側が問題の種をまいていた……、ってことが増えています。歳のせい、と言いたくないけれど。
「人を疑う前に自分を疑え」と、しばしば自分に言っているのですが……。


ホテルの人は、「ご不自由をおかけてして申し訳ございません」と丁寧に対応してくれました。深夜に「エアコンがつかない」と怒りながらフロントに電話をしなかったのがせめてもの幸いでした。